64歳のじいさん(旦那)はじめてカレーを作る

学び

どういう風の吹き回し だろうか?

風 じゃなく 台風がきそうなくらいの驚き。

料理したことない旦那が

今朝のこと。 「今日の晩御飯 もう予定あるん?」  と旦那に聞かれ

「まだ何も。」・・・・・あら(^^♪もしかして 何か美味しいもの買ってきてくれるのかしら?

と 期待するユミばあちゃん。

「カレー 作るわ!」

へ???  今 なんと!?

耳を疑う。

「今朝 ちょっとラジオで、、、、」

いつもお仕事中の車の中で ラジオを聞いている旦那。

どうやら 早朝のラジオで なにか を 聞いて帰ったようだ。

昨日 母の日 だったから??

料理 まったくできません。 手伝いもしません。  カップラーメンが作れます

わたしが 留守や 病気のときは お弁当を買ってきます。

去年 わたしの体調不良が数か月続いたときに、フライパンで 溶き卵を何度か焼いてくれた程度。

わたしが炒めはじめた野菜炒めを  「やるよ!」 と 何度か変わってくれましたが

火加減がわからず テフロンのフライパンがダメになりました。

そんな旦那が  カレーを作る??   驚き!! の一言しかない。

「作るのはいいけど、片付け までしてから 料理 ですからね!」 と念を押しとく。

昼ご飯を 食べて休憩中に なにやら ネットで調べている。

材料を買う

「あとで材料 買ってくるわ!」  と言うので

「あ、ジャガイモあるよ、 玉ねぎも」 

冷蔵庫を開けて

「人参が無かったわぁ、お肉もあるけど 使いやすいの買っていいよ。」

64歳のじいさんが せっかく自分から カレー作る! って言いだしたのだから

今日は 手を出さないことにしておこう

小学生の子供が はじめてカレーを作る のを見守る母の気分だわー(--〆) 

お仕事を終えて 買い物袋を持って帰ってきた。

妙に張り切っているようで休憩もせず 買ってきたものを 台所の流し台に出す。

「え??  なんで人参 1本だけなん?  人参が無いって言うたら 普通もっと買ってこない?」

1本入りは高いしー、人参1本入りの袋を探す方が大変と思うけど(;一_一) 

そーゆーとこも わからないらしい。    トンカツは ちゃっかり買ってる。

カレーを作る

パソコンを開いて なにやら 『カレーの基本の作り方』 のYouTube動画を たびたび 一時停止しては見ながら   まな板を出し、

「ピンラ は どこ?」   

「ピーラーね(-_-;) 一番上の引き出し」

ジャガイモを洗って ピーラーで剥きはじめたが 「チカラの入れ加減がわからん」と 苦戦しているようだ。

近づいて見ると  剥き残しが あちこちたくさん( 一一) 

「あんまり剥きすぎると無くなるよ。 そこは包丁がいいよ!」   っと包丁を出す。

長い間 ジャガイモ に時間かかっているようなので また近づいて見る。

うそっ(@_@;)   包丁をカッターのようにして 芽の部分を何回も削ぎ落してる!

「あ、危ないから 包丁の根元のとこでクリっと。」

「あ~、こうね? なかなか取れんと思いよった」

削ぎ落し式だと ジャガイモさん どんどん小さくなってしまうよ~~( ;∀;)

カレーを作る時の厚めのステンレスお鍋・・・     絶対 お肉 こびりついて焦がすわ( 一一)

煮込みも出来る テフロンの厚めのフライパン を使ってもらうことに。

ジューっ  お肉を焼く いい匂い(^^♪

カレーなのに お高~いうす切り牛肉を買ってきてるし(;一_一)

「玉ねぎをしっかり炒めたら美味しくできるから 炒めたお肉は一旦出したらいいよ!」とアドバイス 

ジャーーと 玉ねぎを熱いフライパンに入れた音がした。

その直後、「この穴付きボウル よく水が切れるねー。」  と旦那。

ん??   「もしかして 水に浸けてたジャガイモ フライパンに入れた? 」

「入れたよ~~♪」

「なんでやねん(;一_一)    玉ねぎしっかり炒めるんじゃなかったん?」

「あ、、入れてしまった」

「玉ねぎ と ジャガイモ 同時に入れるなら お肉 取り出した意味ないやん( 一一)」

「あああああ   ジャガイモ出そうか(;’∀’)?」

「いやもういいよ。 人参も入れて。   炒めたら お肉戻していいよ。」 

ちょっと離れたところで このブログを 書きながら  黙って 様子をみる。

ぐつぐつぐつぐつぐつぐつ・・・・   音が大きい・・・。

(ちょっと火加減 強くない!?)  口を出そうかと迷っていたら 慎重に 火を小さくしようとしてるのが見えた。    ほっ(;^ω^)

「15分煮たら、竹串で 刺してみるだって。」

「人参の切り方 大きかったから もう少し長い方がいいかな~。 竹串じゃなくても 箸か つまようじ でいいけどね。」 

「固くても、 ルー入れたら10分煮る って書いてあるし ルーで長く煮るわ。」

「野菜固いのにルー入れたら 柔らかくならんから 今 柔らかく煮てからね」

しばらくして 見に行くと ほんとに竹串さしてた。 よく竹串探せたわね( 一一)

「ルーを入れたら 焦げないように気を付けて。優しくかき混ぜながらよ」

 しばらくすると いい匂い。   カレーの匂いだわ。

「見て どうかな?」 と呼ばれて見に行くと ガラスの蓋越しに みえるもの。

「あ、 見た目は カレー になってる」     当たり前か(^.^)

 どうやら 完成したようだ。

安心した旦那 火を止めて  お風呂に入ろうとしてる・・・。

お米を洗う

「ご飯 ないと カレー 食べれませんけど・・・、お米 洗って~」

ここでも ユミばあちゃん 手は出さない。   口は出す。(かなり控えめに) 

ご飯ぐらい 炊けるようになってくれたら だいぶ助かんるだよなー。

「ザッ ザッ ザッ と レバーを3回動かしたら お米3合ね。1・2・3 よ!」 身振り手振り。

なぜそこまで 細かく言うのか?  

以前 「1回動かしたら 1合だから、  お米2合 洗っといてね。」 と頼んで 帰ってみると、 

どうみても 2合の量じゃない!    多い!!

「何回 動かした?」   「ざーー、ざーー、 っと2回よ。」

どうやら 往復 2回 で お米4合 出したみたい(;一_一)

ほんとに、何も出来ないんですよ旦那。 わたしの話 よく聞いてないし!

お風呂上り    無事に ご飯も炊けて  お皿に注ごうとしたところにちょうど 

長男が 9か月になる孫ちゃんを抱っこして テレビ電話をかけてきてくれた。

「可愛いーー❤ ばあちゃんよ~♡    じいちゃんですよ~♡」

と手を振ってあやしてると     じいさん ここぞ!とばかりに 

「あ、映して映して! じいちゃん カレー作ったんですよ~(*´▽`*) 」 

と スマホに向かって カレー鍋をかき混ぜながら 猛アピール

人生初!!! の カレーじゃけどね  初料理よ( 一一)」 と すかさず言う。

「えーー?? 父さん 人生初なん⁇」  と 料理経験の長い息子が 驚く

まあ 今の時代 64歳まで なにも料理

料理の腕は褒めて伸びる

電話を切り  すぐに カレーをいただく二人。

しきりに  「どうかな?食べれるかな? 美味しいかな?」  と聞いてくる。

「うん   美味しい。    美味しいよ!」  

初めてにしては 美味しくできてる。    合格(‘ω’)ノ

頭をかしげながら 美味しいんかな? 自分で作ったら よくわからんな と言ってるので

(いまだ!!!)

「自分が作ってみたら そう思うでしょ?  食べて美味しかったら 美味しい! と言ってもらわないと 何十年も作る主婦でも 心配なんです!!!」 

黙ってうなずいている。   

なにを作っても テレビに集中していて 無言で食べる旦那。 

美味しい と言われたら また頑張れる♪ 

美味しくない と言われたら 次は頑張ろう と反省する

そんな旦那と二人じゃ ご飯作る気にもなれませんよー。    

毎回 美味しい♪ と言ってくれる息子たちが出たあと  だんだんと手の込んだもの を作らなくなったのも わかるでしょう~”(-“”-)”

食べたあとの片付けも

せっかくのチャンスなので 洗い物も(軽く汚れを落として食洗機の入れ方) 包丁の洗い方

 生ごみの捨て方 排水溝のごみネットの交換まで 最後まで してもらいました。 

63歳の料理 これっきり!  にならないように!    

忘れないうちにまた お願いしましょう(*´▽`*)  ありがとね♪

63歳じいさん はじめての 料理の学び の日でした(⌒∇⌒)

  

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