30年以上前の五月兜を飾ってみた

学び

ユミばあちゃんには 二人の息子がいます。

息子に 兜を買ってもらったとき

長男が生まれて 初節句の時に 実家の両親が 五月人形飾り を買ってあげる と言ってくれました。

怖がりのユミばあちゃん、 夜中に起きた時に 怖いから 要らない( ;∀;)

と言ったのを覚えています。

ユミばあちゃんは 三人姉妹です。  

父母にとって 初めての 男の子の孫だったのもあり、 男の子の接し方が わからなかったり 珍しがったりして とても可愛がってもらいました。

実家の父が 「兜 要らん 言う訳にはいかんよ! 」 と どうしても買いたいと言ってくれたので

「じゃあ 鎧を着た人の形のは どうしても怖いから 兜だけのがいい! 」とわがままを言い

少し田舎に住んでいた父母は バスと電車に乗って 遠くの展示会に買いに行ってくれました。

希望通り 怖くない兜飾りを 買ってくれて 当時 住んでいた 狭い部屋の ちょうどいいローボード の上に 飾りました。   

その前で 長男を 座らせて(クッションなどで囲って)写真を撮ってあります。   

 毎年 4月中頃になると 箱から丁寧に出して飾っていました。

3年後 次男が生まれた時も 初節句のお祝いをして 兜飾り の前で 座らせて写真を撮ってあります。

子どもの日に兜を出さなくなった

そのあとは、短い期間で 3回引っ越しを繰り返したのもあり おそらく 飾った記憶がありません。

今の家に 引っ越してきたときに 兜飾り一式の箱を 二階の押し入れの上の天袋に入れました

今の家は 部屋数はありますが、 一階には飾る場所がない。 二階は 寝室や 子どもたちの部屋、 一部屋は 引っ越し後のとりあえずの物置部屋になってしまい  兜飾りを出す場所がなく 収めたままでした。

押し入れの片付けをするたびに、 (あそこに兜が入ってるんだけどなあ(;’∀’)  ) と いつも気になっていたのですが、 その天袋は 見て見ぬふりの 開かずの天袋 になってしまいました。

息子たちは 大きくなり もう子供の日 もねぇ・・・ と 出しそびれ

その後 ふたりとも 進学・就職 で 家を出たので ますます 開かずの天袋 です。

孫が生まれ 兜を飾ってみた

昨年 長男に 男の子が生まれました(初孫ちゃんです)

今年の 五月が 初節句 になるので お正月に帰省したときに 聞いてみました。

「五月人形 は どうする?」

長男が  「向こうの実家からも 聞かれたけど  なし でいいよ。」

お嫁ちゃんも 「狭いから 飾るところ無いし 要りません(*^-^*) 」   とハッキリ!

「そうよねえ 狭いと難しいねえ。 昔のだけど 要るならこの子達の兜があるよ!」

と言ってみたけど やはり 置けないから要らないって。

あらそ~お~?(⌒∇⌒) と 言いながら ちょっと安心。

うちのが あるよ~ と言ったはいいが、 もし ください❣ と言われてたら どうするんだったの?

だって 開かずの天袋 で 二十数年 眠っていたんですよ。

カビが生えてるかも、錆びているかも、 どんなことになってるのかわからずに よく あげましょうか?なんて言えたもんだわ(;一_一)

そのことがきっかけで  二十数年ぶりに 兜飾り を出してみたくなったのです。

ちょうど 1か月ほど前に  引っ越し後のとりあえず から ずっーと物置部屋だった和室を   思い切って大片付けをして セルフリフォームをしたばかり

兜を飾る場所はある! 初孫の初節句!  

今 出さなくて いつ 出すの?   ・・・今でしょ!? 

4月のお休みの日、 旦那に   「兜 出してみたいんだけど 手伝ってくれる?」

「いいよ!  で、 どこにあるん??」

旦那は 知りもしない(゜o゜)

「あそこの 押し入れの上に・・・、 無事かどうか?」

旦那が、脚立を持って来て 開かずの ふすまを いよいよ開ける!

「どきどきどきどき・・・ どんな? 箱に カビ生えてないかな?」

旦那が 天袋から出した 大きな箱を 慎重に受け取る。   細長い箱も受け取る。

「たくさんあるけど!  ぜんぶ? 」

「あと1個?」     「 いや、 まだたくさんある! 」

他のものは そこには 入れてないから 全部 出してみた。

大小 たくさんの箱。 他に 紙袋もある。  

ぜんぶ 下ろしたら  なんだか手が黒い。  箱の埃がすごい!!

ふたりとも 手を綺麗に洗って   手袋をしてから おそるおそる箱を開けてみた。

あ! なんか 懐かしい!! これこれ(⌒∇⌒)   

綺麗!  すごく綺麗!!   カビも錆びも無い。 きらきら光ってるくらい綺麗!!!

よかったーーー!  よし! この和室に飾ろうよ!

飾り方 だいたい覚えてるから 任せて(*^-^*)  と ユミばあちゃんは張り切る。

まず この布を敷いて、 この台を置いて ここに兜を・・・

あれ?  まだ 大きい台があるけど。 あ、じゃあ この下かあ。

・・・・こんなん あるけど?    あれ? おかしいなあ。

サッパリわからん(;_;)/~~~

写真!写真で確認・・・  アルバムに 初節句の写真が貼ってあるのよ。

息子たちが まだ赤ちゃんだ(⌒∇⌒)  可愛いーー。 こんなに小さかったん?

旦那と二人で 懐かしく見入る!  うわ, これ 孫ちゃんに そっくりー❤

待って!!! 先に 兜の写真よ!     飾ってある 兜飾りの写真を見ながら  あーでもない、こーでもない と 飾ってみた。

兜飾りの有難さに気づく

すごい! 素敵!! 綺麗ー!!   すごくいいじゃん!!

こんなに 立派なものを 買ってもらってたのに ずっと飾りもせずに 天袋に入れっぱなしにしてたなんて(;_;)/~~~       なんて親不孝なんだろう。と気付いた。

まだ息子たちが 子供の頃、 子どもの日 が近くなると 

実家の母が 「兜 出してあげた?」と毎年 聞いていたのを思い出した。

いつも 「出すところ無いしー、狭いしねー」  と答えるたびに 寂しそうにしてたなあ。

そのときは、両親の 気持ちに 気付くことが 出来なかった(/ω\)

あまり裕福でもなかったのに、可愛い孫(うちの息子たち)のために 一生懸命 選んで買ってくれてたのに。     今頃になって 気付くなんてー。   あ~情けない(/_;) 

すぐに実家の母に電話して 「二十数年ぶりに 兜 出して飾ったんよー!  思ってたより豪華で すごく素敵!!」

「あら~ 飾ったんね~(*´▽`*)  それは良かったねえ。 実は 結構いいお値段じゃったんよ~(*´з`) 」

と とても喜んでくれた。

「おかあさん! しばらく飾っておくから 近いうちに 見に来てね(#^.^#)」  

とても嬉しくなって スマホで写真を撮って 長男に送った。 「孫ちゃんの初節句だから 久しぶりに飾ってみたよ(⌒∇⌒) 」

「こんな立派な兜 買ってもらってたんじゃね(*^-^*)  子どもに見せるねー♪」 と長男も喜んだ。

次男は 4月末のゴールデンウイークに帰ってくるのが 分かってたので 

じゃーーん! と 実際に見てもらった。   「ほほ~~(*^-^*) 」

 写真を撮るのが上手な次男に 改めて兜飾りの写真を撮ってもらった。   うん、素敵!

数日後、楽しみにしていた母も 見に来てくれた。                       「いいところに飾れたねえ 綺麗ねえ(*^-^*) 」と とても嬉しそうに見ていた。

二十数年ぶりに思い切った結果

思い切って 出してみて良かった!

これも 長年 物置部屋になっていた部屋を 綺麗にしたことと 男の子の孫が生まれたのが 良いきっかけになったなあ(*^-^*)

片付けをすると 人生がかわる  と聞くけど 本当なんだな っと 良い学びができた。

五月の終わりに 丁寧に また箱に収めて こんどは ひらけた天袋に 大事に入れておこう❤

これからは 毎年 五月の子供の日がくる前には 兜 を飾ることにしよう(*^▽^*)

 

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